柏市末広町の内科・循環器内科・皮膚科 柏駅前内科・皮ふ科

柏駅前内科・皮ふ科

アレルギー Allergy

花粉症、アレルギー性鼻炎

植物の花粉が原因でくしゃみ・鼻水・流涙などのアレルギー症状を引き起こすものを花粉症と言います。

スギやヒノキが原因だと,一般的には2月頃から5月頃まで症状が続きます。

その後夏頃にかけて症状が続く場合には、イネ科の食物に対するアレルギーがあったり、秋口に症状が出る方は秋の花粉にアレルギーがある場合もあります。

また、一年を通してアレルギー症状が出るような方では、ハウスダストやダニ、イヌやネコなどのペットに対するアレルギーを持っている場合もあります。

花粉皮膚炎

花粉が皮膚に接触することで生じる皮膚炎を「花粉皮膚炎」と呼びます。

春に飛散するスギやヒノキの花粉だけでなく、夏から秋にかけて飛散するブタクサやヨモギなどの花粉によっても発症します。

顔面、特に目のまわりの皮膚のかゆみや赤みが出ることが多く、くしゃみや鼻水などの鼻炎症状を伴わないことも多くあります。

季節の変わりめに皮膚が揺らぐという方は、もしかしたら花粉皮膚炎を発症しているのかもしれません。

治療方法としては、抗アレルギー薬の飲み薬、点鼻薬・目薬・軟膏などのお薬での治療があります。

また、外出後はシャワーで花粉を洗い流すなど、物理的に除去することも有効です。

食物アレルギー

食物アレルギーとは、食物を摂取したあとに掻痒感やじんましん、目の充血、くしゃみ、鼻詰まり、 腹痛や嘔吐、下痢などの症状を呈するものを言います。

重症の場合には血圧が低くなったり呼吸が苦しくなったりするアナフィラキシーショックという状態になります。

アレルギー反応の現れる
頻度が高い食物

乳児~幼児期
卵(卵白・卵黄)、牛乳、小麦、そば、魚類、ピーナッツなど
学童~成人
甲殻類(エビやカニなど)、魚類、小麦、果物類、そば、ピーナッツなど

アナフィラキシーショックを起こした際に緊急補助治療に使用される医薬品として、エピペンという注射薬があります。

アナフィラキシーを起こす可能性の高い患者が常備することで、発症の際に医療機関へ搬送されるまでの症状悪化防止に役立ちます。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

原因となる食物を摂取した後に運動すると起こる、急性の全身性のアレルギー反応(アナフィラキシー)です。

学童期~成人期に発症し、アレルギー反応の現れる頻度が高い食品として、小麦・エビ・カニ等が挙げられます。

金属アレルギー

金属は、アクセサリー、コイン、時計、歯のつめもの、ステンレス、一部の食物など、多くのものに含まれており、それらが皮膚に触れることで皮膚炎(かぶれ)を起こします。

また、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、異汗性湿疹(いかんせいしっしん)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの皮膚の病気や、貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)、痒疹(ようしん)など、治療が困難とされる皮膚病の症状悪化の一部には、歯科金属の影響があるとも言われています。

アレルギー検査

当院ではアレルギーの血液検査やパッチテストを行っております。

自分のアレルギーの原因を知ることで、対策を取り、症状の悪化を防ぐことができるようになります。